丸森夢太鼓 5周年記念コンサート「夢祭」から少し時間が経ちましたが、あの日のステージの熱気や、子どもたちの表情は今も鮮明に心に残っています。
今回のコンサートには、「めぐり、つながり、かえりゆく」という軸となるテーマを込めました。
丸森の豊かな山々が雨を育み、阿武隈川へと流れ、やがて大地を潤すように。私たちの打つ太鼓の響きもまた、この町で「めぐり」続けてきました。 結成から5年。一人ひとりの一打が重なり、大きなうねりとなって地域の方々と「つながり」、多くの笑顔と声援に支えられながら、私たちは今日という日を迎えることができました。受け取った温もりを音に変え、また誰かの心の糧として「かえりゆく」。この循環こそが、私たちが大切にしてきた誇りです。
幕の向こう側に込めた想い
今回の公演では、あえてそれぞれの幕のタイトルや意味を事前に細かく言葉にして伝えることはしませんでした。それは、私から一つの正解を押し付けるのではなく、客席に座ってくださったお客様一人ひとりの心のフィルターを通して、それぞれの物語として自由に感じ、解釈していただかったからです。
ただ、私なりの解釈としてはこのように重ねていました。
- 一幕 | ひたすらに真っ直ぐに太鼓と向き合う ただ純粋に、ひたむきに太鼓の音と向き合い、自分自身を高めようと上を向いて打ち込む時間。
- 二幕 ー つながり、広がり、 一人ひとりの音が仲間へと伝播し、横のつながりとして空間全体に大きく広がっていく時間。
振り返れば、太鼓に触れたことも観たこともなかった子どもたちが、いま一生懸命に太鼓を打ってくれている。その姿を見るだけで、ここまで走ってきて本当に良かったと感じます。 僕から子どもたちに残せるものは少ないかもしれないけれど、「同じ太鼓が好き」な仲間の一人として、この楽器が持つ面白さや表現する楽しさを一緒に分かち合えたら、それに勝る喜びはありません。
「打っても良し、観ても良し、支えても良し、応援してもよし」 それぞれの立場で、どこかで太鼓が好きという気持ちが温かく繋がっていく場所を、これからも創り続けていきたいと思います。
最高の仲間たちと作り上げたステージ
今回の「夢祭」を共にしてくれた、かけがえのない出演者の皆様をご紹介します。
- 利府太鼓 私自身の原点であり、歴史あるステージで圧倒的な一体感と「魂に宿る鼓動」を鳴らす、かけがえのない出身チーム。
- 涌谷太鼓 子どもたちを中心に、地域に根ざしながら切磋琢磨し合う、夢太鼓にとって最高のライバルであり太鼓友達。
- 中村卓也さん(津軽三味線) 圧倒的なバチさばきと魂を揺さぶる音色で、ステージの空気を一変させてくださった素晴らしい表現者。
- 平澤真悟さん(尺八) 伝統と革新の融合をテーマに、深みと透明感のある響きで空間を美しく彩ってくださったアーティスト。
STAFF & CREDITS
- 総合プロデュース・出演 千葉 怜
- 出演 丸森夢太鼓、利府太鼓、涌谷太鼓、中村卓也、平澤真悟
- 演出 千葉 怜
- 音響 戸村匡志、戸村義幸(トムラシステム有限会社)
- 照明 佐藤友貴(トムラシステム有限会社)
- スチール 柴田楓子、岡崎匡人
- サポート 丸森夢太鼓親の会、利府太鼓親の会
- 主催 丸森夢太鼓
ご来場いただいたすべての皆様、温かく見守り支えてくださった保護者・関係者の皆様、そして温かいご支援・ご協賛をいただいたすべての皆様に、心より深く感謝申し上げます。 私たちの夢が、皆様の心へと深く届き続けますように。
5周年、本当におめでとう。



